『フリーランス医師のつくりかた 絶対にフリーランス医師として成功するための解説書』
『フリーランス医師のつくりかた 絶対にフリーランス医師として成功するための解説書』
おると

第211回の今回は、ちょっとセンセーショナルなタイトルのこちらをご紹介します。
「フリーランス医師」とはどんな医師なのか?
イメージし易いのはブラックジャックや大門未知子あたりかも知れませんが、はたして……。
簡単な内容紹介
「医師」と一言でいっても、実際には様々な働き方をする医師がいます。
大学の「医局」という集団に所属して大学病院やその関連病院で医師として働くだけでなく研究や教育に携わる医師もいます。
「医局」には所属しないけれども、特定の病院で常勤医師として働く医師もいます。
あるいは、開業という形で自分自身のクリニック・病院を持ち、その経営をしながら医療を支える医師もいます。
そんな中、近年新しい働き方として出現してきたのが医局に所属せず、特定の病院で常勤にもならず、開業をしているわけでもない「フリーランス」という働き方です。
複数の病院・クリニックを非常勤勤務という形で身一つで渡り歩く「フリーランス医師」の実態とは?
「フリーランス医師」になるために身につけておくべき処世術や法律の知識とは?
「フリーランス医師」としてブログやTwitterで有名なおると先生による渾身の解説書です。
僕が後輩や学生さんにキャリアパス上のアドバイスをするとき、必ず伝えるようにしていることがあります。
それは、僕のアドバイスは絶対に「僕自身が選んできたキャリアパス上の選択を否定しないアドバイスである」ということです。
誰だって、自分自身が選んできたキャリアパスを簡単には否定したくないものです。
逆に、簡単に自分自身のキャリアパスを否定するような先輩のアドバイスを聞きたいと誰が思うでしょうか?
だからこそ、僕は「僕のアドバイスは、僕個人の経験則に基づいたアドバイスでしかないから、最終的には自分自身の好きなようにするのがいいんだよ」と伝えるようにしています。
僕と同じようなキャリアパスを辿るのが誰にとっても絶対的に正しいキャリアパスだと、僕自身ですら思っていないからです。
そんな僕自身は、上述した様々な働き方のうち、「医局に所属する医師」として働いています。
「医局」という組織に所属している以上、組織の意向にしたがって異動することもありますし、時には僕の希望通りでない人事だって発生し得ます。
それでも、組織に所属しているからこそ発生する人との繫がりもありますし、組織として取り組むことができる仕事があるのも事実です。
僕自身はそんなところに「医局」の魅力を感じていて、この組織を抜けるという選択を現実的な選択肢として検討したことはありません。
ただし、どんなところに魅力を感じて、どんな価値観を最重要とするかは人それぞれです。
例えば医局を辞めて「フリーランス」になろうとする同僚や後輩がいたとして、それが組織にとってどれだけ痛手だったとしても、僕にそれをとがめる権利はありません。
「フリーランス」としての働き方の最大の魅力は、一言でいって自由であることだといえます。
働き方を自分自身で決めて、仕事の内容も給与も休日の取り方も自分自身で裁量権をもてることは、「自由であること」を最重要の価値観とする人にとって非常に魅力的であることでしょう。
もちろんそんな魅力を存分に紹介しつつも、本書はそれでも「フリーランス」を目指そうとする人に対して『何を目的にフリーランス医師になるのか?』を明確にするようにと説きます。
将来開業をするために様々な経験を積んでおきたいからか?
子育てを含んだ家族との時間を大事にしつつ仕事を続けたいからか?
副業などとの両立をしたいからか?
あるいは自分自身の趣味などを含む、包括的な意味で「自分自身の生き方」を大切にしたいからか?
その回答は「フリーランス」を目指す一人一人にあるのでしょうが、別に絶対に正しい答えがあるわけではありません。
これは医師だけに限らないのかも知れませんが、現在はただ黙って組織や偉い人のいうことを聞いていれば自然と成長させてもらえる、という時代ではありません。
「フリーランス」を目指すにしても、組織に所属する働き方を続けるにしても、何らかのビジョンを持っておくことは成長し続ける上で絶対に必要なことです。
本書には当然のように「フリーランス医師」として効率的に稼ぐ方法や、労働者としての権利を守るために必要な法律知識が紹介されています。
そこで紹介されている価値観に共感できて、そういった働き方を目指したいということであれば、その目的に向かって進むことで成功することでしょう。
逆にそうじゃないと思うのであれば、やはり一度立ち止まって考えて欲しいのです。
あなたは何を目的に、医師として働き続けるのでしょう?
紹介、というよりはただの自分語りになってしまいました。
僕自身が「フリーランス医師」を目指す予定はやっぱりありませんが、改めて現状維持を選択する意味を考え直す切っ掛けになりました。
本書は「良い医師になる方法」を教えてくれる本ではありませんが、「良い医師として働く方法」を考えさせてくれる本でした。

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おると

第211回の今回は、ちょっとセンセーショナルなタイトルのこちらをご紹介します。
「フリーランス医師」とはどんな医師なのか?
イメージし易いのはブラックジャックや大門未知子あたりかも知れませんが、はたして……。
簡単な内容紹介
「医師」と一言でいっても、実際には様々な働き方をする医師がいます。
大学の「医局」という集団に所属して大学病院やその関連病院で医師として働くだけでなく研究や教育に携わる医師もいます。
「医局」には所属しないけれども、特定の病院で常勤医師として働く医師もいます。
あるいは、開業という形で自分自身のクリニック・病院を持ち、その経営をしながら医療を支える医師もいます。
そんな中、近年新しい働き方として出現してきたのが医局に所属せず、特定の病院で常勤にもならず、開業をしているわけでもない「フリーランス」という働き方です。
複数の病院・クリニックを非常勤勤務という形で身一つで渡り歩く「フリーランス医師」の実態とは?
「フリーランス医師」になるために身につけておくべき処世術や法律の知識とは?
「フリーランス医師」としてブログやTwitterで有名なおると先生による渾身の解説書です。
僕が後輩や学生さんにキャリアパス上のアドバイスをするとき、必ず伝えるようにしていることがあります。
それは、僕のアドバイスは絶対に「僕自身が選んできたキャリアパス上の選択を否定しないアドバイスである」ということです。
誰だって、自分自身が選んできたキャリアパスを簡単には否定したくないものです。
逆に、簡単に自分自身のキャリアパスを否定するような先輩のアドバイスを聞きたいと誰が思うでしょうか?
だからこそ、僕は「僕のアドバイスは、僕個人の経験則に基づいたアドバイスでしかないから、最終的には自分自身の好きなようにするのがいいんだよ」と伝えるようにしています。
僕と同じようなキャリアパスを辿るのが誰にとっても絶対的に正しいキャリアパスだと、僕自身ですら思っていないからです。
そんな僕自身は、上述した様々な働き方のうち、「医局に所属する医師」として働いています。
「医局」という組織に所属している以上、組織の意向にしたがって異動することもありますし、時には僕の希望通りでない人事だって発生し得ます。
それでも、組織に所属しているからこそ発生する人との繫がりもありますし、組織として取り組むことができる仕事があるのも事実です。
僕自身はそんなところに「医局」の魅力を感じていて、この組織を抜けるという選択を現実的な選択肢として検討したことはありません。
ただし、どんなところに魅力を感じて、どんな価値観を最重要とするかは人それぞれです。
例えば医局を辞めて「フリーランス」になろうとする同僚や後輩がいたとして、それが組織にとってどれだけ痛手だったとしても、僕にそれをとがめる権利はありません。
「フリーランス」としての働き方の最大の魅力は、一言でいって自由であることだといえます。
働き方を自分自身で決めて、仕事の内容も給与も休日の取り方も自分自身で裁量権をもてることは、「自由であること」を最重要の価値観とする人にとって非常に魅力的であることでしょう。
もちろんそんな魅力を存分に紹介しつつも、本書はそれでも「フリーランス」を目指そうとする人に対して『何を目的にフリーランス医師になるのか?』を明確にするようにと説きます。
将来開業をするために様々な経験を積んでおきたいからか?
子育てを含んだ家族との時間を大事にしつつ仕事を続けたいからか?
副業などとの両立をしたいからか?
あるいは自分自身の趣味などを含む、包括的な意味で「自分自身の生き方」を大切にしたいからか?
その回答は「フリーランス」を目指す一人一人にあるのでしょうが、別に絶対に正しい答えがあるわけではありません。
これは医師だけに限らないのかも知れませんが、現在はただ黙って組織や偉い人のいうことを聞いていれば自然と成長させてもらえる、という時代ではありません。
「フリーランス」を目指すにしても、組織に所属する働き方を続けるにしても、何らかのビジョンを持っておくことは成長し続ける上で絶対に必要なことです。
本書には当然のように「フリーランス医師」として効率的に稼ぐ方法や、労働者としての権利を守るために必要な法律知識が紹介されています。
そこで紹介されている価値観に共感できて、そういった働き方を目指したいということであれば、その目的に向かって進むことで成功することでしょう。
逆にそうじゃないと思うのであれば、やはり一度立ち止まって考えて欲しいのです。
あなたは何を目的に、医師として働き続けるのでしょう?
紹介、というよりはただの自分語りになってしまいました。
僕自身が「フリーランス医師」を目指す予定はやっぱりありませんが、改めて現状維持を選択する意味を考え直す切っ掛けになりました。
本書は「良い医師になる方法」を教えてくれる本ではありませんが、「良い医師として働く方法」を考えさせてくれる本でした。
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コメント
本書も、私自身ではなかなか手が本ですが、実際にフリーランスで活躍している人や、フリーランスで働こうとする医師もたくさんおられるのですね。今回も興味深く記事を読ませて頂きました。
2019-11-19 09:48 MunehitoKiri URL 編集
MunehitoKiriさん
実際にはなかなか外科医としてフリーランスを目指すのは難しいようです。
手術は「やったら終わり」ではなく、その後の管理も含めるとなると非常勤の先生にすべてをお任せすることは難しいからです。
もちろん、フィクションとしては痛快で、とても面白いのですが。
興味深いとおっしゃっていただけて嬉しいです。
働き方にも色々なスタイルがありますよね。
2019-11-19 21:49 アザラシ URL 編集