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『息吹』

『息吹』テッド・チャン大森 望 訳第232回の今回は、人類の知性がたどり着く可能性について深い洞察を与えてくれる骨太なSF短編集であるこちらをご紹介します。物理法則に矛盾しないタイムトラベル、世界の限界とその意味、成長するAIの可能性、自由意志という虚妄、そして量子論が生み出す不安を乗り越える力。ありとあらゆる「極限」を描きながらも、圧倒的なリアリティで発見をもたらしてくれる至高の一冊です。思考実験的な物...

『決断』

『決断』小杉 健治久しぶりの更新になった第231回は、家族の絆がキーワードになる感動系ミステリのこちらです。小杉 健治先生といえば以前『父からの手紙』をご紹介しましたが、本作でもやはり「父と子」の関係性に焦点が当てられています。ミステリとしての謎解きと、家族小説としての感動をどちらも味わいたい、という方にオススメの一冊です。簡単なあらすじかつて名刑事と謳われた父をもつ検事の江木 秀哉は、とある事件の担当...

『林修の仕事がうまくいく「話し方」講座』

『林修の仕事がうまくいく「話し方」講座』林 修 監修第230回の今回は、Twitterでご紹介いただいたこちらです。「仕事」に関わる様々なシチュエーションで役立つ「話し方」のフレーズ集です。「今でしょ!」で有名な林先生の監修により、なるほどと合点のいく解説もついているので「仕事における話し方」に自信がない、不安があるという方にオススメです。簡単な内容紹介「信頼を得る」「褒める」「何かをお願いする」「謝罪をす...

『生きてるうちに、さよならを』

『生きてるうちに、さよならを』吉村 達也第229回の今回は、綺麗な表紙に美しいタイトルが印象的なこちらをご紹介します。本ブログにおけるカテゴリは「家族小説」としました。この分類自体は決して間違っていないのですが……。簡単なあらすじ一代でつぶれかかっていた工場を立ち直らせた会社社長の本宮は、とある切っ掛けで自分の生前葬を企画します。会社で企画したセミナーで生前葬の話を聞いたから。友人の葬儀で聞いた自己陶酔...

『医師として知っておくべきマネジメントとリーダーシップの鉄則 24の訓え』

『医師として知っておくべきマネジメントとリーダーシップの鉄則 24の訓え』Anthony J. Viera and Rob Kramer綿貫 聡・高尾 義明・錦織 宏 [監訳]第228回は、2020年の通常業務が始まる前に読みたかった企画の最後になるこちらです。前々回は「医師個人としての目標を書いた本」前回は「指導医としての考え方を指南する本」と位置づけることが出来ますが、今回は「組織やチームを率いる医療職として知っておくべき技術を書いた...

『Dr. イワケンのねころんで読める研修医指導』

『Dr. イワケンのねころんで読める研修医指導』岩田 健太郎第227回の今回も、医療にまつわる実用書としてこちらをご紹介いたします。2020年の通常業務が始まるまでの間に読んでおこうという企画ですので、もう少しだけお付き合いください。今回のテーマはずばり「研修医の先生に対する教育・指導について」です。前回とも少しテーマが被るのですが、前回はどちらかというと総論的、今回はむしろ各論的な話題が中心です。タイトルに...

『良医となるための100の道標』

『良医となるための100の道標』西野 徳之明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。2020年最初の記事、226回の今回はずばり、研修医の先生に向けて良い医師になるために大切なことは何かを熱く語った本になります。「研修医の先生に向けて」と書きましたが、研修医が終わった後の医師、特に十年目くらいの医師が読んでも、思わず襟を正したくなるような熱い一冊です。簡単な内容紹介医学部を卒業し、医師...