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『完璧な病室』

『完璧な病室』小川 洋子第205回目の今回は、小川洋子先生のデビュー作など、初期の作品を集めた作品集であるこちらをご紹介いたします。このブログで小川洋子先生の作品をご紹介するのは『博士の愛した数式』『凍りついた香り』『海』『猫を抱いて象と泳ぐ』『薬指の標本』に続いて6作品目です。透きとおるほど繊細な表現力とはよくいったもので、文学がもつ力の真髄を満喫できる一冊です。簡単なあらすじ病に冒された弟が、姉の...

『俺か、俺以外か。 ローランドという生き方』

『俺か、俺以外か。 ローランドという生き方』ROLAND第204回の今回は、No1ホストとしてホスト界の頂点まで駆け上がり、現在は実業家としても新たな世界を駆け抜けるROLAND氏が書いたこちらをご紹介します。貴族のような高貴さをたたえたブロンドの髪と、芸術的なまでに研ぎすまされたスタイルで世の中を魅了したROLAND氏は、その言葉でも世の注目を集めてきました。例えば、タイトルにもなっている『俺か、俺以外か』という言葉は...

『Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』

『Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』クリスティーン・ボラス夏目 大(訳)第203回目の今回は、職場における「礼節」の大切を説いたビジネス書であるこちらをご紹介します。あくまでも個人的な見解なのですが、少し気分が沈みがちでモチベーションを上げたいときには、ビジネス書を読むのが良いと思っています。ちょうど異動直後でなかなか本も読めていない今だからこそ読むべきはビジネス書、というわけで...

『薬指の標本』

『薬指の標本』小川 洋子台風19号の爪痕がまだ残っていますが、皆様ご無事でしょうか?さて、第202回の今回はどんな作品なのだろうと思わず興味をそそられるこの一冊をご紹介いたします。このブログで小川洋子先生の作品をご紹介するのは『博士の愛した数式』『凍りついた香り』『海』『猫を抱いて象と泳ぐ』に続いて5作品目です。静かに美しく、ひんやりとした冷たさを感じさせる淡麗な表現は本作でも遺憾なく発揮されており、読...

『星々の舟』

『星々の舟』村山 由佳第201回の今回は、家族を描いた連作短編集のこちらをご紹介いたします。アザラシにとって、この本が初めて読んだ村山先生の作品でした。内容的には恋愛小説としての側面もありますが、メインのテーマは「家族」なのでカテゴリ「家族小説」にしています。簡単なあらすじ北海道で暮らす暁の元に、母が倒れたと連絡が入ります。にもかかわらず、地元に帰ることを渋る暁。暁が躊躇するのには、理由があるのですが...