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『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』

『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』渡辺佑基第68回の今回は、ペンギンの表紙が可愛いこちらです。「バイオロギング」という手法を使って明かされる動物達の生態と、それを追う研究者達の楽しいエピソードがいっぱい詰まった一冊です。簡単な内容紹介水中を泳ぐ生き物や、空を飛ぶ生き物の生態を観察するのは難しく、これまで研究がなかなか進まなかった分野でもありました。近年では記録機器の小型化に伴い、動物の体に記録機...

『青の数学2 ユークリッド・エクスプローラー』

『青の数学2 ユークリッド・エクスプローラー』王城夕紀第67回は素数回。満を持して、青春数学ノベル第2巻のこちらです。前回から続きのお話ですので、一部前巻のネタバレがある事をご了承ください。簡単なあらすじ数学にすべてを賭ける高校生、栢山は「夏合宿」の後からスランプに陥っていました。数学は才能がなければ極められないのか?果たして自分にはその才能があるのか?「秋の嵐」とも呼ばれる数学の天才集団「オイラー倶...

『一瞬の宇宙』

『一瞬の宇宙』KAGAYA第66回の今回は、Twitterで見かけて絶対に読みたいと思っていたこちらです。星空写真家としても有名なアーティストであるKAGAYA氏の、吸い込まれそうなほど美しい写真と、撮影にまつわるエピソードが詰まったフォト&エッセイ集です。写真は星空だけでなく、クジラや桜、富士山の写真もあり、写真を眺めているだけでもうっとりとした気分に浸れます。アザラシは一時期、「空と高層ビル」という構図の写真を撮る...

『片想い探偵 追掛日菜子』

『片想い探偵 追掛日菜子』辻堂 ゆめ  第65回の今回はこちらです。アザラシは気付いていたのです。ある日を境に、物陰からこちらを覗き込んでいる女子高生が現れた事に。彼女はちょくちょく現れるのですが、その正体は杳として知れません。なんとか断片的に手に入れた情報は「推しを徹底的に追いかける」とか「SNSを駆使して」とか断片的な情報だけ。ますます気になるばかりのアザラシは、ついにその誘いに乗ってみる事にしまし...

『小説BLAME! 大地の記憶』

『小説BLAME! 大地の記憶』冲方丁第64回の今回は、本ブログにも名前が登場したことがある、弐瓶勉先生の名作『BLAME!』のノベライズ版です。アザラシは本作もTwitterで紹介していただきました。ご紹介ありがとうございます。なお、しばらくTwitterで知ったシリーズが続くと思われますが、ご了承ください。簡単なあらすじかつては、『ネット端末遺伝子』を持った人類が超構造体で作られた都市で暮らし、『ネットスフィア』とよばれ...

『増補 夢の遠近法: 初期作品選』

『増補 夢の遠近法: 初期作品選』山尾悠子第63回の今回はツイッターでご紹介していただいた本作です。アザラシも立派なツイッタラーですね。よくわかりませんけど。どうでも良い話になりそうなので、さっさとあらすじに移ります。簡単なあらすじ幻想的な小説を発表されている山尾悠子先生の初期の作品を収めた短編集です。代表作でもある「遠近法」では、上下に無限に回廊が重なって伸びている、円筒状の宇宙「腸詰宇宙」が舞台...

『横浜駅SF』

『横浜駅SF』柞刈湯葉 イラスト:田中達之第62回の今回は、偶然書店で見つけて、思わず手に取ったこちらです。表紙を見て裏表紙の紹介文を読んで、アザラシはピーンと来てしまいましたね。これはアザラシ好みの本だと。簡単なあらすじ本州全土を覆い、自己増殖し続ける構造遺伝界「横浜駅」。その内部はエキナカと呼ばれ、体内に埋め込まれたSuikaによって人間が管理されています。Suikaを持たない人間やその資格を剥奪された人間...

『青の数学』

『青の数学』王城夕紀第61回の今回は、例によってTwitterで見つけたこちらです。相変わらずカテゴリが微妙ですが、どうしたものか。。。ところで、61は素数ですが、59も素数でした。59と61のように差が2である素数の組を「双子素数」と呼ぶそうです。簡単なあらすじ主人公は、この春から高校生になる栢山(かやま)。高校入学前の数学オリンピック予選に向かう途中で、数学オリンピックを制した天才女子高生、京(かなどめ)に出会...

『羊と鋼の森』

『羊と鋼の森』宮下奈都第60回の今回は、2018年6月現在映画が上映中!というこちらです。カテゴリが「お仕事小説」って、間違ってはいないと思いますが、そこはかとなく違和感があります。まぁ、本ブログにおけるカテゴリの意味ってあまりない気がするので、あまり気になさらないでください。簡単なあらすじ体育館のピアノを調律するのに偶然立ち会った17歳の外村は、その調律師の仕事に魅せられます。高校卒業と同時にピアノ調律...

『天地明察』

『天地明察』冲方丁第59回の今回は、江戸時代の改暦をテーマにした歴史小説のこちらです。本作のために「歴史小説」ってカテゴリを作ってみました。歴史小説ですが、作中では天文学や数学も大事な要素として度々登場するので、アザラシのような数学好きにも大変楽しめる名作です。簡単なあらすじ時は江戸時代前期。800年前から使われている、中国の明から伝わったとされる宣明暦は徐々に実際の観測からずれ、月食の予測を外すよう...