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『グッバイ、スプリング (群雛NovelJam)』

『グッバイ、スプリング (群雛NovelJam)』寧花第55回の今回は、『本が好き!』様の献本として頂いた本作です。『本が好き!』様にはすでに書評を投稿していますが、せっかくなのでこちらのブログにも記事を残しておこう、という魂胆です。若干、内容はブログ用に書き直していますが。簡単なあらすじ若くして不治の病にかかってしまった「私」は病院を受診したあとの帰り道でとある喫茶店に入ります。病は既に進行しているらしく、...

『夜のピクニック』

『夜のピクニック』恩田陸第54回の今回は、Twitterの「#いいねした人に私の趣味の小説を1冊押し付ける」でオススメしていただいた本作です。あまりにピンポイントにアザラシの好みを言い当てられたので、よもやREAL WORLDのアザラシを知っている方ではあるまい、と無駄に動揺しました。もちろん、そんなはずはないのですけれど。簡単なあらすじ毎年、全校生徒が夜中歩く分も含めて80 kmもの距離を歩き続ける、というイベント「歩行...

『フェルマーの最終定理』

『フェルマーの最終定理』サイモン・シン  青木薫訳 自然という書物は数学の言葉で書かれているさて、第53回目の今回は、数学界の一大ミステリーを巡るノンフィクションであるこちらです。なお、53という数字は素数ですが、53×2+1=107の107も素数です。このように、2p+1もまた素数になるような素数pのことを、ソフィー・ジェルマン素数と呼びます。簡単なあらすじ数論の父と呼ばれたピエール・ド・フェルマーは、有名なピタゴラス...

『マレ・サカチのたったひとつの贈物』

『マレ・サカチのたったひとつの贈物』王城 夕紀第52回目の今回は、Twitterで知ったこちらの作品です。「量子病」という謎の奇病にかかった女性が主人公のSFです。簡単なあらすじ「ワールドダウン」という大恐慌を経て貧富の格差が広がる近未来が舞台の物語。主人公の坂知稀は、そんな世界である時、自分の意志とは無関係に世界の色々な場所に飛ばされてしまう奇病、「量子病」にかかってしまいます。ある時どこかにいても、また別...

『虚妄』

『虚妄』安部公房第51回目の今回は、ちょっと趣向を変えて安部公房さんの短編小説である『虚妄』です。この作品は『安部公房全集』の2巻に収録されています。1948年の作品ですので、安部公房さんの作品の中でもかなり初期の作品、ということになります。なお、2013年に新潮社から発売された『(霊媒の話より)題未定−安部公房初期短編集−』にも『虚妄』は収録されています。簡単なあらすじこの作品は主人公である「僕」が、今はい...

『星の子』

『星の子』今村夏子第50回目の今回は、表紙がとても綺麗なこちらです。カテゴリは、”純”文学ですね。アザラシ的にもオススメな作品です。とても読みやすい文章でさらりと読めるのですが、ずっしりと重たいものを残す作品なので、心身ともに余裕がある時に読むことをオススメします。簡単なあらすじ主人公の林ちひろは中学三年生です。幼少期は病気がちで、その看病に明け暮れた両親は、ある時をきっかけに「とある宗教」にのめり込...

『むかえびと』

『むかえびと』藤岡 陽子第49回目の今回はひきつづき「お仕事小説」カテゴリからこちらです。「お仕事小説」カテゴリを作って良かった、と痛感しています。アザラシはお仕事小説も好きだったりするのです。簡単なあらすじ年間800件ほどの分娩を取り扱う「ローズ産婦人科病院」に務める助産師の有田美歩が主人公です。助産師としてのキャリア6年目の彼女は、頼りになる先輩助産師や腕の良い医師とともに、仕事に臨んでいます。が、...

『本日は、お日柄もよく』

『本日は、お日柄もよく』原田マハ第48回目の今回は、Twitterで紹介していただいた、お仕事小説のこちらです。せっかくなので、新しいカテゴリを作ってみした。チェンジをチャンスに、でしたよね?違います?簡単なあらすじごく普通のOLだった主人公、二ノ宮こと葉は、幼馴染の結婚式で、衝撃的なスピーチに出会うことになります。会場中の誰もが心を奪われたそのスピーチをした人物こそ、スピーチライターの久遠久美でした。自分...

『「言葉にできる」は武器になる』

『「言葉にできる」は武器になる』梅田 悟司第47回目の今回は、ズバリ文章の書き方に関するこちらです。目から鱗な内容でしたので、仕事でもプライベートでも、あるいはアザラシのように趣味ででも、言葉を使って何か発信したい、という方にはオススメの一冊です。プロのコピーライターさんが書いたコピーって、すごくかっこいいと思いませんか?例えば最近だと、某缶コーヒーの「世界は誰かの仕事で出来ている。」とかですね。こ...

『時砂の王』

『時砂の王』小川 一水第46回目の今回は、時間SF、いわゆるタイムトラベルもの、の本作です。ハヤカワ文庫で「春の推しキャラフェスティバル」ってのをやっておりまして、その帯を見てアザラシは迷わず手に取った訳です。ちなみに、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』もこのフェスティバルの対象商品でしたが、書店では何故か帯が外れており、どんなキャラで推していたのか不明でした。簡単なあらすじ突如として現れ、人類を攻...