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『月の立つ林で』

『月の立つ林で』青山 美智子青山 美智子先生の本といえば以前『猫のお告げは樹の下で』を紹介していました。2年以上前のことです。懐かしいな。。人が誰かの力になりたいと思えるとき、あるいは誰かに対して優しくできるときとはどんなときなのでしょうか?僕は極端にお腹が空いているとき、寝不足で疲れているとき、何かに追われて極端に忙しいときには、自分の優しさが足りないなと思うことがあります。そういうときの自分の振...

『闘争の倫理 スポーツの本源を問う』

『闘争の倫理 スポーツの本源を問う』大西 鐡之祐「身体は闘争を求める」一部の界隈でのみ有名なネットミームですが、闘争とは本来、非合理的なもの、衝動的なもの、野生的なものです。相手に勝とうとして争うこと。「勝つこと」を至上命題として自分が持つ全てを捧げて戦うこと。もちろん、闘争の場で勝つためには戦術があって、戦略があって、それを裏付ける理論があります。ロジックがある以上、闘争の中にも合理性があり、計...

『「左ききのエレン」が教えてくれる「あなたらしさ」』

『「左ききのエレン」が教えてくれる「あなたらしさ」』辻 秀一原作:かっぴー画:nifuniSNSが広く普及した現代は、ともすると「自己肯定感」を維持しにくい社会とも言えるのかもしれません。例えば、僕はTwitterをやっています。最近はあんまり読了ツイートらしいことをしていませんが、ブログを更新した記事なんかは半分自動的にツイートされていく設定になっています。そんな僕のツイートがたくさんの人に読まれているのか?い...

『セーヌ川の書店主』

『セーヌ川の書店主』ニーナ・ゲオルゲ遠山 明子 訳2023年最初の更新です。今年もよろしくお願いいたします。セーヌ川に浮かぶ船を改造し、悩みを抱えた人に本を「処方」する書店「文学処方船」の店主であるジャン・ペルデュが主人公である物語です。そんな主人公には愛した人を失った過去があり、他人に対して壁を作っているようなところがあったりします。しかし、とあるきっかけで元々書店として利用していた船を動かし、かつ...

『人間の土地』

『人間の土地』サン=テグジュペリ堀口 大學 訳人間の強さ、あるいは、人間の意志の強さを感じられる本が読みたいと思って手に取ったのがこの本でした。個人が特定されないように詳細を省きますが、職場の同僚が悩んでいました。自分自身も困難と立ち向かいながら、困難と立ち向かう人になんて声をかけてあげればいいのかわからない。自分が言った言葉がこれでよかったのか、もっといい言葉の選び方があったんじゃないかといつまで...

『音楽が鳴りやんだら』

『音楽が鳴りやんだら』高橋 弘希少し、本が読めるようになってきたので音楽、特にロックバンドに関連した小説が読みたいと思って本作を手に取りました。実際、インターネットで探すとロックバンドに関連した小説というのは結構あるものです。最近だと、ロックバンドをテーマにした漫画がアニメ化もされていますし……。ただ、どうしてもロックバンドをテーマにした小説は青春モノになりやすいようで、今読みたい小説とはちょっと違...

『ゲーム Super 27 years Life』

『ゲーム Super 27 years Life』飯野 賢治本当に久しぶりの更新です。色々理由があって、ほとんど読書もできていなかったし、ブログもTwitterもひっそりと辞めてしまおうかなんて思っていました。でも、ふとしたきっかけで以前購入していたこの本を読み始めたら、本当に久しぶりに「ページを捲る手が止められなくなる」あの感覚が蘇りました。それと同時に「何か書かなきゃいけない」という思いも止められなくなって、こうやっ...

『秒で伝わるパワポ術 仕事でもSNSでも〈いいね〉がもらえるスライド作成のコツ』

『秒で伝わるパワポ術 仕事でもSNSでも〈いいね〉がもらえるスライド作成のコツ』豊間根 青地意外と思われるかもしれませんが、医師という職業もMicrosoft PowerPoint、通称「パワポ」を使うことがあります。診察室や手術室、患者さんと直接接しているときにパワポを使うことは滅多にありませんが、職場の同僚や後輩へのレクチャー、学会発表や講演会などでの発表、大学や看護学校での授業など、パワポが必要になる場面はいろい...

『会って、話すこと。』

『会って、話すこと。』田中 泰延すごく久しぶりにブログ記事を書いています。久しぶりすぎて、記事の書き方を忘れてしまいました。。。簡単な内容紹介こちらは以前『読みたいことを、書けばいい。』を紹介した田中 泰延氏が書いた「会話術」の本です。会話術の本と書きましたが「こう話せばいい」「会話はこうやって盛り上げればいい」といったいわゆるハウツー本ではなく、タイトル通り「会って、話すこと」そのものへの想いが綴...

『間違った医療 医学的無益性とは何か』

『間違った医療 医学的無益性とは何か』ローレンス・J・シュナイダーマン(著/文)ナンシー・S・ジェッカー(著/文)林 令奈(監訳)赤林 朗(監訳)第327回の今回は、ちょっと重たいテーマのこちらをご紹介します。カテゴリは医療関連専門書枠としましたが、冒頭に記された「第2版への序」にも医療関係者以外の方も対象と書かれているので必ずしも「医療関係者のためだけの専門書」ではないことを明記しておきます。なお、今回の記事で...